痣(アザ)を消す、薄くする方法
痣は先天性の物もありますが、ちょっとした事で痣になる場合もあります。又厄介な事に跡が残りやすく、悩んでいる人も多いです。痣をとるには、高価な治療が必要な場合もありますが、簡単に隠す事も出来ます。その痣がどうやって出来たかやどのような種類の痣かで変わってきます。
痣が出来る原因・種類
痣は医学的にみて先天性と後天性に分けられます。痣は皮膚の組織の中におき、皮膚に変色が現れる症状です。皮膚表面上に長期的に表れるのは皮膚下組織の異常が原因となります。主な原因としてメラニン色素や毛細血管、皮膚の構成が何らかの異常や障害が起きたと考えられます。
種類別にみると
- 打撲での痣は皮膚内部が青紫色の変色が見られます。これは内出血が原因と考えられます。出血は数日で薄くなりますが、もし残った場合は痣となり残ります。
- 青痣は日本人に多く他には黒痣、茶痣があります。これらは人種による違いでこのような痣が出る訳でなく、気候の影響でこのような現象が起きます。代表的な物に蒙古斑があります。
- 赤痣は皮膚内部の毛細血管の増殖により生じます。
- 黒痣は皮膚メラニン色素の増殖により発生します。一般的にほくろなどがあげられます。黒痣は強い紫外線の影響で発生する事があります。長時間の紫外線によるダメージが原因となります。その事が続く事で黒くなります。
青痣のケア
打撲による痣は青痣です。この痣は初期のケアである程度抑える事が可能です。患部をぶつけて3日以内にアイシングが特に有効です。ぶつけた後は3日以内のアイシングをする事が有効となります。アイシングをする事によりいち早く炎症を抑える事が出来ます。
いち早く炎症を抑える事により傷口のケアもスムーズにできます。しかし青痣ができて時間が経って治らない時は、逆にタオルで患部を温めると血行がよくなり治療を促します。
また爪楊枝を束ねて、患部を叩くことにより炎症の熱を逃がす事が出来ます。その他にも治療ではないかもしれませんが、普段の食生活でも鉄分（レバーなど）やビタミン（果物）を中心とした食事で治りを早くする助けになります。
そして薬などではヘバリン性を含む塗り薬を患部に付ける事により、青痣の治りを早める効果があります。ヘバリン性とは皮膚乾燥を防ぎ血行を良くする塗り薬です。その他にもアトピーや打ち身・捻挫の治療にも使われます。この薬の特徴は副作用がないので安心して使えます。青痣が長期間とれない場合は、高価になりますがレーザーを使った治療もあります。
危険な痣について
黒痣（ほくろ）の範囲が広く発症している場合は要注意です。色素細胞が悪化している可能性がありますが、これは全体の1％に満たないのですが握りこぶし大の大きさであった場合は危険なので切除した方がいいです。
痣にもいろいろな種類があります。軽い物から生命にかかわる物まで様々です。初期のケアが十分であっても、跡が残る可能性も高いです。その場合に簡易的に隠すために女性だとファンデーションを使い消す事も可能です。
また、食生活でも治療できる事もありますし、ヘバリン性の塗り薬などは体に優しいので使ってみるのもいいと思いますが、どうしても消えない場合はレーザーによる治療という事も視野にいれなければなりませんが、高価ですし、若干危険を伴いますのでよく病院等で相談して決めた方がいいと思います。ちょっとした事で痣を作る事はありますがケアが大事だと思います。