頭皮の傷跡、処置や直し方、隠し方。

毛が多い所の怪我は大変治療しづらい場所です。

また人間の体で脳などの大事なところが集まっているのは頭部です。頭部は他の場所と違い大変危険な場所であります。

怪我の仕方によっては生命の危険もあります。そして傷跡のケアも慎重にしていかないといけない部分でもあり、非常に傷跡を消す（隠す）にも大変です。傷口を消したとしても傷跡が残るケースもあります。

頭部の怪我の特徴

　
頭部の怪我の特徴として出血が多くなるという事があります。頭を怪我すると少しの怪我でも出血がひどい場合もあります。このような場合はパニックになりますが、頭部は皮下組織との間が薄い為弱い衝撃で大量の出血につながる場合があります。

例えば車のトランクなどに軽く当たった場合や棚の角で切った場合など軽い場合でも出血が見られるケースがあります。頭部の血流が豊富な事も要因の1つと考えられ必要以上にパニックにならずに冷静に対処しましょう。

しかし出血があるのがこういった理由もありますが、出血しているから軽いという事ではないのでその後の状態を観察して対応しないと取り返しのつかない事もありますし、傷跡が大きい場合や治療しづらい場所の場合もありますので十分気を付けた方がいいです。

頭部の怪我の初期ケア

頭部の怪我は出血が多くなる傾向があるという特徴がありますが、血が出ても命に別状がないケースもあるのですが、髪の毛がある為に傷跡のケアも大変難しくひどい場合はその部分の髪が抜け落ちるケースもあります。そのようにならない為に初期ケアは大事になります。

まず怪我をした場合は傷口のケアが最優先となります。傷口にガーゼやタオルを当て直接圧迫するようにして下さい。これは特に大きい怪我をした時に有効となり、その後の治療がしやすくなります。経過・観察にもよりますが病院に早めに行くようにした方がいいです。

頭部の傷跡のケアについて

頭部の怪我は大事な部分なので治療最優先でケアしていきますが、傷跡は残っていく場合も少なくありません。特に厄介な場所で縫い目などが残っている場合があります。傷口を治す事はできますが、傷跡が残っていると事は髪の毛が邪魔する場合もあります。

また、その髪の毛で隠すように出来ればいいのですが、その部分が縫合の為にその部分が剥げた状態になる場合もあります。植毛という方法もあります。毛根がない場合でも傷跡植毛という方法があります。それは縫い縮める方法ではリスクが多かったする場合がある事も理由の一つとなっております。

傷口が広すぎて縫合がしづらく縫い合わせが難しいケースがあったり、縫合の具合によっては傷跡が残り傷跡が更に目立つ場合もあります。そのような場合にこの傷跡植毛という選択肢もあります。初めは技術の未熟さによりクレーム等もあったのですが、現在では技術の進歩により傷跡を隠せるようになっております。

傷跡隠しに医療用ウィッグなども

ただ、費用は高めになりますのでそこはデメリットとなります。植毛に抵抗がある方は医療用ウィッグという物もありますので、そちらも考慮されてもいいと思います。

頭部の怪我は非常にデリケートな部分の怪我であり生命を優先させる為に思い切った治療が必要なケースが多く、それに躊躇する事も少ないと思えます。しかし今現在でも傷跡で悩んでいる方も多いと思われます。ここには可能性のある治療のケアを紹介しましたが、実際デリケートな場所なのと、コスト面での問題もありますがまずは形成外科の病院などで詳しく説明を聞いてみてから判断するのもいいかと思います。