怪我を治すのに良い食べ物

ケガをしてまず初めに思う事は何かを改善して早く治したいと思うでしょう。初期ケアをしっかりして、その後の生活も気を付けながら過ごしていくと思います。しかしそれだけでは不十分です。食生活も傷の治りに十分影響します。内からの細胞の生成を食で支えます。

ケガを治すのに有効な食べ物

ケガをすると皮膚の再生が必要になります。食事に気を付けるだけで早く傷が回復します。しかし何でもいいという訳ではないので皮膚の再生に適した食事をとるようにしたいです。

亜鉛を多く含む食べ物

亜鉛は細胞や皮膚の再生を促進します。また皮膚を作る為に中心的な役割をします。そして新しく出来た皮膚も丈夫にしてくれます。具体的に牡蠣が特に効果的ですが少量でも充分その効果がでます。その他にアサリや空豆、玄米、レバーなども亜鉛が多く含まれる食物です。そして亜鉛をより効果的に摂取する為にクエン酸やビタミンＣを含むみかんや梅干しなどと一緒にとると効果がより一層見られます。

アミノ酸を多く含む食べ物

アミノ酸は皮膚・粘膜の再生には欠かせない要素です。アミノ酸は大豆やお肉・魚などに多く含まれます。

ビタミンＢ群（ビタミンＢ２など）を多く含む食べ物

ビタミンＢ群は新しい細胞を作る事を促し、皮膚を健康にしてくれます。特に皮膚の炎症がある場合はビタミンＢ群は大事です。具体的な食物は以下の通りです。
Ｂ2（レバー・納豆・チーズなど）　Ｂ6（レバー・バナナ・にんにくなど）Ｂ12（のり・牡蠣・しじみなど）

ビタミンＣを多く含む食べ物

　
ビタミンＣはコラーゲンの合成を活発にして皮膚や粘膜を緻密に作り上げます。そうする事で傷を早く完全に治してくれます。具体的にブロッコリー・トマト・じゃがいもなどです。ビタミンＣと言えばみかんなどの柑橘類を思い出しますが野菜の方がより効果的に摂取できます。

ビタミンＡを多く含む食べ物

ビタミンＡは治癒力を高める為に非常に効果的です。具体的にはほうれん草やレバー、ウナギなどに含まれます。またビタミンＡの不足は皮膚や粘膜が傷付き易くなります。ビタミンＡを含む食べ物はレバーや牛乳やのりなどです。

ビタミンＥを多く含む食べ物

ビタミンＥの不足は粘膜に過酸化脂質が出来やすくなり細胞が壊れやすくなりますが、ビタミンＥを摂取する事により細胞の再生が早くなります。ビタミンＥを多く含む食べ物はアーモンド・落花生・かぼちゃなどがあります。

その他の食べ物

ここに上げた他にも傷の回復の為に必要な食べ物はあります。スケアレン（サプリメントのみ）は治癒能力を高め、病原菌を傷の治りを早くするココアやコラーゲンがあります。

食事は人が生活する上で大変大切な事です。病気やケガをすると特に食事には気を付ける事により、病気やケガが早く治るだけでなくその後のアフターケアにも大変大きな影響を及ぼします。そしていろいろな成分が複雑に傷の再生に力を貸していき、一つ一つの栄養素が欠けても駄目です。一つの栄養素に偏りすぎるのも危険です。

一番効率的で大事な事は全ての栄養素をバランス良くとり、正しい生活習慣を送る事が大事です。傷を治す・治さないに関わらず正しい知識を持ちながら食事をとる事でケガの予防にもなります。毎日の食生活が傷のケアと予防につながっていきます。